リフォーム施工例

「『 蟹 』のような形の建物 に対して 耐震補強を合わせて行ったリノベーション(薬局からの)」みよし市 (第9回あいち木造住宅耐震改修事例コンペ 努力賞)


  • 間仕切りの無い店舗部分に新設の壁を作る為に、鉄筋コンクリート布基礎を施工しました。


  • 基礎布設と同時にホールダウン金物のボルトをいれます。


  • 構造用合板による補強です。


  • 筋かい45x105をタスキ掛けにして施工します。


  • 構造用合板、筋違いタスキ掛けの作業詳細図です。


  • 筋かい、柱の端部にはそれぞれの金物を施工して、引き抜けない様にします。 柱頭の状況です。


  • 柱脚の状況です。


  • 普通は基礎と土台をアンカーボルトでつないで、土台と柱を平金物でつなぎます。引き抜け力が大きい柱は、写真のように基礎と柱をつなぐホールダウン金物を施工します。柱脚部です。


  • 柱頭部です。


  • 本来シロアリの被害は土台や柱脚に見られるものですが、雨漏りにより、水にぬれた状態が続くと梁に被害が見られることがあり、その場合小屋組みを支える事が出来なくなり、耐震性が大きく低くなります。集成材を使う現在の家の場合は特に雨漏りをさせない事は重要になります。


  • 湿度が高くなってしまう、浴室と脱衣場の間の柱は、タイルで施工されている在来の浴室の場合多くが写真のように柱脚が腐食をしてしまいます。


  • 雨、シロアリに強いダイライトは外部の耐震補強合板として使用します。


  • 金物の施工が難しい場合は、強度が小さい石膏ボードで建物の評点を高める場合もあります。


  • 柱接合工法 ARS工法(アルス)  …溝搾して、孔をあけて、エポキシ樹脂接着剤の塗布、アルミド繊維ロープの設置をします。


  • エポキシ樹脂接着剤の再塗布で完成です。 ホールダウンボルトの施工の必要があるが、筋違があって施工が出来ない。 中が和室で施工をすると中の壁が落ちてしまう等のケースで利用します。


  • 2階の西面の補強は壁の補強と合わせて、通柱を出隅に抱かせることで補強をしました


  • 家具の固定です。支点が自由に曲がる金物を使用して、家具、壁それぞれの下地がある場所にビスでしっかりととめます。


  • 裏側に下地が無く、桐のタンスのため鴨居から木で支えを作って上から押さえつけるように家具の固定をしました。


  • 主催 愛知建築地震災害軽減システム研究協議会 『第9回あいち建築物耐震改修事例コンペ』にて「『 蟹 』のような形の建物 に対して 耐震補強を合わせて行ったリノベーション(薬局からの)」 が努力賞に選出されました。


  • 井戸田名工大学教授 (減災協議会 建築耐震改修工法評価委員会 委員長)、代表原田、現場担当大工小泉   


  • 賞状と副賞を頂きました

お客さまのご要望

長年営まれていた薬局を辞めるにあたって、薬局のスペースを生活の場所にリフォームすると共に、築40年の木造建物を市の耐震補助制度を利用して建物を強くしたい。

ポイント

中庭を囲うコの字型配置の建物であるため、全体バランスが崩れないよう配慮しつつ、各建物それぞれの構造バランスを確保する形で耐震補強を行いました。

元々薬局として使用されていた大空間(壁の少ないスペース)については、間仕切り壁として新たに基礎を設けた耐力壁を配置し、効率的に建物全体の耐震性向上を図っています。

本工事は平成25年度みよし市住宅耐震改修費補助事業の対象となり、約90万円の補助金を活用しています。

また、本事例は あいち木造住宅耐震改修事例コンペ
において、第9回にて努力賞を受賞しました。

中庭を中心とした特殊な配置条件の中で、構造バランスと耐震性を両立させた改修事例です。

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